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2009年10月 9日 (金)

深い森

森の中には、西の魔女と東の魔女が住んでいる。
同じ魔女でありながら、互いに顔を逢わせたこともなく、
会話ももちろんしたことがない。


西の魔女は、とても強いらしい。
人伝に聴いた。
自らを高めるのが毎日のことで、
とても強く、そして弱い。
待つのは人一倍。
二倍、いやそれ以上かも。
西の魔女は、ある人を待っているという。
ある人も、そして待っている。
すべて人伝に聴いたので、全部が本当か東の魔女は知らない。


東の魔女は、まだ若い。
若い、いや無知なのだ。
だから、魔法の使い方を大きく間違えることが、
ほぼ1年に一回ある。
魔法を教えてくれる先生を、それで何度か壊している。
今回もまた。


東の魔女は、先生からの授業で、
東の魔女自身について、すごくいっぱい発見をした。
すごくいっぱい成長した。
たとえば、言葉。
今まで、東の魔女は言葉を使うことを知らなかった。
使うすべを知らなかったのだ。
それは、おどろきの、嬉しさの、力のすごさ。


言葉という魔法は、時に人を癒やし、
時に人を傷つけ、
時に人を勇気づける。


東の魔女は、それを学んだ。
けれどそれは、先生達を、狂わせる。
よかれと思い、使うと、傷つけてしまったり。
よかれと思い、使うと、時に共に喜ぶことも。


けれど、先生は東の魔女の家庭教師ではないので、
つきっきりでは教えてくれない。
それに、東の魔女は時おり不満を持ち先生にぶつかる。


先生は、たいていの魔法なら使えるので、いともカンタンにかわすことが多々ある。
けれど、東の魔女は、子供と同じなのか、力の加減というものを知らない。
だから、暴走し先生を傷つけてしまうことも。


『はっ!』


一晩寝たり、
離れてみて
気付く。


東の魔女は、まだまだ修行中。
西の魔女にはないものを持つ、若い魔女。
今日も日々精進。


約束を果たす為。

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